季節の言葉

2015.06.28

砌【みぎり】 文・山下景子

「みぎり」の語源は、水限。もともとは、水際や雨滴の落ち際をさす言葉でした。やがて、雨垂れを受けるために軒下に並べた敷き石や石畳のことも「みぎり」と呼ぶようになり、転じて、庭や境界という意味でも使われるようになります。現在では、「時」「頃」「折り」と同様に用いられますね。
 蒸暑の砌、くれぐれもお身体大切になさってください。

*季刊SORA2011梅雨号掲載

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