2014.05.09
忘れ潮【わすれじお】 文・山下景子
潮が引いた後、磯や干潟などにできる水溜まりを「潮溜(しおだまり)」、そこに溜まっている海水を「忘れ潮」といいます。波の忘れものと考えられたわけですね。のぞき込んでみると、海水だけでなく、小魚や海藻や小さな生き物がいっしょに忘れられていることも......。思いがけない発見がある場所です。
「青海苔(あおのり)や石の窪(くぼ)みのわすれ汐(じお)」 高井几董(たかいきとう)
*季刊SORA2014春号掲載(文・山下景子)