季節の言葉

2012.03.12

霧氷【むひょう】 文・山下景子 

「氷の花」といえば、氷の表面にできた模様のことをいうそうです。とはいえ、木々の枝がまっ白になって、一面花が咲いたような情景を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。これは、空気中の水蒸気が凍りついてできる現象で、生じ方によって、樹霜・樹氷・粗氷に分けられるのだとか。これらを総称したものが「霧氷」です。やはり、「霧氷咲く」という形でも、よく使われます。
「霧氷咲いてうすむらさきの朝日影」伊藤凍魚

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