Pathological Basis of Root Canal Restoration
　　　-Using Calcium Hydroxide Paste-
　　　　　根管充填の病理学的基盤　　　　　　　　　　　　－水酸化カルシウム糊材を用いて－　　　　　　本書は、水酸化カルシウムを用いた根管充填の病理学的基盤に関する研究成果をまとめて一冊の英文専門書として著した。根管充填に用いられた水酸化カルシウムの根端歯周組織における振る舞いを知ることは、日常的に根管充填に携わっている臨床医にとって必携である。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　[内容]：第１章には、根管充填に関する基礎的内容を記述。第２章～５章は、純基礎的研究基盤として、実験動物を用い根管充填材に対する組織反応を細胞傷害とその修復、ならびに硬組織形成の観点から病理組織学的、電子顕微鏡学的に記述した。さらに、RIを用いたトレーサー実験によって生体内挙動をも明らかにした。第６章～13章は、乳歯、幼若永久歯および永久歯に対する根管充填の動物実験による研究と、臨床病理学的研究成果をまとめた。

第1章 根管充填の生物学的背景
第2章 埋入局所の組織反応
第3章 生体内での挙動
第4章 下顎管内での傷害と回復
第5章 過剰根充・巨細胞
第6章 乳歯に即した動物実験
第7章 乳歯の症例
第8章 根未完成永久歯に即した動物実験
第9章 根未完成永久歯の症例
第10章 根管充填材改良の動物実験
第11章 併用根管充填の動物実験
第12章 同時積層充填の動物実験
第13章 高齢者の症例

〔編集：Editor〕
川上敏行（松本歯科大学総合歯科医学研究所　教授）
[執筆者：Contributor]
川上敏行、長谷川博雅、中野敬介、富田美穂子、落合隆永、中村千仁、安東基善、武井則之、佐藤将洋（以上、松本歯科大学）　町田幸雄、藤居弘通、渕野智弘、水谷隆弥、渋谷俊之、寺本信三、弓井敏郎（以上、東京歯科大学）

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